心霊現象プロローグ

- 幽霊の存在意義
- 幽霊が人間の前に現れると、亡くなった人が誰かに何かを訴えたい為に出てきたのだと感じることが出来ると思う。ましてや人間の右脳に影響して自分の姿をさらすことで自分がここにいるんだと不完全な姿形だとしても認知してもらう事が出来ると思う。しかしながら、そこに人間が一人も存在せずに、動物と植物だけの世界ならどうでしょう。そこに仮に幽霊として現れることが出来たとしてなんの意味があるのでしようか。おそらく幽霊は人間の中でしか存在意義がないのです。認知してもらえる人間が存在して初めて有意義な存在足りうるのではないでしょうか。人間がだれもいなければ、せっかくやっとの思いで出現出来たのに誰にも見られない悲しい幽霊になってしまうのです。
- テレビ等に出てくる幽霊の姿と現実のギャップがひどすぎる
- テレビで人気の「なんだこれミステリー」の、座敷童調査のコーナーでは、朝まで泊まり込んで怪現象を カメラに収めようと頑張ってはいるけれど、怪しげな影や物音・物が落ちる・何らかの光が現れる・がん具や風船が 動いたりするくらいなのです。 かつて遠藤周作という作家が全国から怪現象の情報を集めて、ここは確実という所に出向いていったのですが、 「先日まではこんなことが起こってました」とか、「最近は何も起こっていません」などばかりで、結局何も 体験出来なかった事があったそうです。 時々、幽霊の姿や顔を映したりしているテレビや動画がありますが、あれはやりすぎだと強く思います。 つまり、テレビなどは「何にもありませんでした」では番組が盛り上がらないので、事実とは違う演出や脚色を 付け加える 事が多いです.
- 思い込みは幽霊を見やすい状況を作る
海外の実験では、何の事件も起こったことのない場所で、幽霊が出る噂を流すと、以前は誰も何も感じて いなかった場所から、 突如人影を見たとか不思議な声を聞いたとかの体験をした人が次々と現れたそうです 。 要するに、思い込みにより普段なら気にしないような些細な出来事などを霊的な現象と捉えてしまう 人間の傾向性を垣間見る事が出来ると思います 。 例えば右(スマホは上)の写真を見てみよう。三つの点があれば人の顔として認識してしまう パレイドリア現象、 特に視覚のみの認識は<シュミラクラ現象>というようで、 脳の誤作動により 人間の顔を 思い浮かべてしまうようです。 人間の思い込みは、その人の過去からのさまざまな記憶を瞬時によみがえらしてただの模様を 人間の顔に 形作る のではないでしょうか 。
- 日本の幽霊の定番形
幽霊というと、どうしても白い着物に髪の長い女性が定番といってもよいと思いますが、 これは円山応挙の幽霊画が元のようですね。 だから、幽霊の姿は固定観念があると思います。 しかし私が体験した、おそらく幽霊だったと思われる人物は全く普通の姿形だったのです、 それは 私が若い頃に川で泳いでいる時に私の真下に潜っていた少年で肌の色や海水パンツなどは 全く違和感 はありませんでした。 私は川から出るとすぐに周りにいた友達に子供を見かけなかったか聞いたのですが誰一人見て いませんでした。
- もしかするとUFOやUMAも一種の心霊現象かもしれません
ある複雑な条件が重なって、普通では起こらない現象を見てしまうと人の脳は様々な錯覚を見てしまうようになっているようですね。 普通の現象ではなく異常な現象をそれぞれ人は自分の主観にもとず き、たんなる波を巨大生物だと見る人もいれば、ただの鳥をUFOだと 見る人もいる、信じる信じないによっても物の見方が全然違ってるのでしょう 。
- 「現象」とは
- 基本的なイメージでいうと、波のない静かな「湖の水」と、風がとても強く、大きな波が立って荒れ狂った「湖の水」は、どちらも同じ 水であるが状態が違う。 ここで風は人の意識とする、この波を物に置き換えると自分が着ている服・自分の身体・この地球・そしてこの宇宙、これら目に見える物 全ては「荒れ狂っている湖の水」と同様で、本来は「静かな湖の水」の状態だったものが、何かしらの原因が作用したことで変化した1つの 「現象」でしかないと言えます 。 ーシン時代経営ラボ 大久保 寛司ー